自然葬ヒント
死後はやはり、墓や納骨堂、霊園に入らねばならないのでしょうか?
このような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
一億二千万人以上の国民が墓に入り続ければ日本はやがて墓だらけになってしまいませんか?
いずれは施設が足りなくなり土地の造成開発を止めることができません。狭い国土で開発を続ければ自然破壊の問題を後世に残すことになります。個人的な側面からは納骨施設では遺骨の収容量に限りがありますので将来は墓や納骨堂が縁者の遺骨で満杯となりやがて入れなくなる日も来るでしょう。
自然葬は自然界で悠久のときを過すことが約束されます。生きる時代より死後の世界の方が永い事に気づかれた方は自然葬を選択されています。
墓は家系の次代へと継承される前提で造られていますが「もう墓守りが無理になった」の相談者が今日増えています。
50年、100年・・・その先も永代に渡り、誰が墓を守ってくれるだろうか?の不安は核家族化が進むにつれて今や全国の地域で社会問題化しています。

さて、核家族化の影響で具体的な問題として墓が遠くなって管理が自由にできなくなる一方、墓に入れないと言う人の悩みも増えています。
そして、「自分の子孫に負担をかけたくない・・・」の多くの声が聞かれます。
「人は自然の摂理で生まれたのだから自然に還りたい」の考えが浸透し始めています。
若い世代で自然葬の肯定派が増えている報道が過去にありましたが、元々日本人は「野辺の葬り」を行ってきた民族であることを考えれば若い世代に限らず、自然葬法に関心が高まるのは自然なことでしょう。
自然葬は将来ともに改葬の必要がない「最終葬送」です。

今、葬式のスタイルも多様化しています。遺骨の取り扱い方も選択肢が増えています。
生前に自然葬を選択された方々は「心配から解放された」と一様に安堵されます。

勿論、墓に入る自由もあると言う前提ですが必ずしも墓に入らず自然の大地、又は母なる海へ還る自然葬の選択肢があります。人生の終焉をどのように選択するのかを人任せにせず、自分で決めて元気な内にきちんと手を打っておくことがとても大切です。
ご自分の終焉対策のキーワードは「元気な内に」です。判断力が弱くなったり、病気になったりしては自分で手を打つことも、家族が希望を聞くことも難しくなるからです。
終焉対策として意思表明することは決して我がままを言うことではなく家族周囲へ対する愛ある思い遣りであり、責任ある現代社会人の良識です。

 

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